仕事を知る
西内 大輔
Daisuke Nishiuchi
四国岡山営業部 岡山店
店長
2005年入社/経済学部卒
法人営業で粘り、個人営業で悩み、
そして民泊事業立ち上げに奔走。
入社して最初に配属となったのが、法人向けの不動産売買営業です。法人所有の土地や社宅などを買取りし他に転用する、といった提案を行うもので、当時は始まったばかりの事業でした。お会いするお客様は、普段は中々出会うことができない、個性の強い経営者ばかり。振り回されることも多かったですが、食らいついていくうちに信頼関係が生まれました。そこでは上辺だけでは築けない、人と本気で向き合う大切さを学んだ気がします。
その後、個人向け売買仲介を担当。ここで感じたのは「お客様は悩まれている」ということです。離婚されたとか、転勤が決まったなどの理由で、大切な家をどうすればいいか…と頭を抱える多くのお客様とお会いしました。中には「余命宣告されている中でも不動産を残して親族に迷惑を掛けたくない。お願いできないか」と切実な胸の内を明かして頂けるお客様ともご縁がありました。
こうしたお客様と向き合ううちに、私たちの役割は、不動産の専門家としてお客様の悩み(課題)に向き合い、最善の選択肢をご提示することなのだ、と体得しました。
2018年には、あなぶきグループで「民泊事業」を立ち上げることになり、これまであなぶき不動産流通で培った不動産に関する知見やネットワークを、別のカタチで活かす機会にめぐり合います。
当時は民泊に関する法律も施行されたばかり。実務においても想定外の連続で、トラブルの度、私たちは宿泊中のお客様のもとへ駆けずり回りました。ことある度に、どうすれば効率的に運営できるか、メンバーと知恵を出し合う。そんな毎日でした。そのかいあって、民泊は徐々に浸透。今では香川・岡山・広島・福岡・札幌に300室以上を展開するまでになっています。
世の中にはまだまだ価値を見いだせていない不動産があります。民泊の誕生は、その不動産が本来もっている価値を発見する一つの手段として拡大しました。私にとっても、この経験は視野を広げ、人脈を広げるなど、他に変えることができない大変貴重な成長機会となりました。
今では、“不動産がもつ固有の価値を発見・創造する”という当社の理念にもフィットし、私らしい営業に繋がっていると思っています。
大きく成長するための
多くのチャンスが転がっている。
チャレンジする姿勢が成長を加速させる。
その後、あなぶき不動産流通に復帰し、2022年、岡山店の店長に昇格。
私が店長として力を入れていることの一つは、“メンバーとの向き合い”です。
当社の理念の中には、“人にやさしく”という表現があります。一人ひとり異なるお客様のために一生懸命になることはもちろんですが、一方でお客様や不動産と同じように、社員一人ひとりにも個性があり、家族がいます。また、どんな風に成長したいか、という将来像も違います。メンバーと向き合い、思いを共有することで、彼らが熱意を存分に発揮できるようなサポートを行いたい。なぜなら、完全なマニュアル対応でお客様の心を動かすことはできないからです。
一人ひとりの社員がお客様のために頑張りたい、という熱意が“ひと工夫”に繋がり、マニュアルでは届かなかった、かゆいところに手が届くサービス提供ができると信じています。
こうしたことも座学ではなく“経験が全て”です。新入社員には先輩・上司が同行し、リアルな現場を経験することで生きた学びを習得してもらっています。
一度当社を離れたことで見えてきたこともあります。
当社は、あなぶきグループの中でも、“不動産の売買専門会社”としての役割がありますが、周りを見渡すと、分譲マンションや一戸建て、賃貸や管理、更にはホテル経営、公共施設管理、旅行業、高齢者賃貸住宅、人材紹介、リフォーム事業など、幅広く事業を展開しています。様々な分野のプロが身近にいる、垣根を越えてお客様のこと、ビジネスのことを真剣に話せる仲間がいることは、お客様にとっても心強いことだと自負しています。
事業の多彩さは、働く者にとってもチャンスの多さにもつながります。当社は、お客様のためになるのであれば、仕事の幅を制限するのではなく、“やってみる”風土が醸成されています。その結果、新しい価値がお客様へ提供できるのであれば、新しい事業へ繋がる可能性があるからです。
目の前には沢山のチャンスが転がっています。受け身で言われたことだけをしたい、という方には合わないかもしれませんが、折角の人生、沢山の経験を通じて成長していくことも楽しいものです。
お客様の人生の転機に携わり、ご自身のスキルが活かされた結果、お客様から直接感謝のお言葉をいただける。想像を超えるやりがい、達成感、その反面の辛さ(成長の種)など、いろいろな感情を一緒に味わいましょう。
大学は東京でしたが、生活の拠点を考えた結果、地元の香川に軸を置き就活を行っていました。とは言え、香川だけにとどまるのではなく、スケールの大きな仕事がしたい、という思いもありました。あなぶきグループは、香川を本拠地としながら、事業エリアは当時西日本に広がっていました。不動産を中心に多彩な事業を展開している点も魅力でした。一番の決め手となったのは、社風です。説明会で先輩社員に触れ、堅苦しくない、社員の意欲を尊重してくれる自由さのある会社だという手応えがあり、その雰囲気の中で仕事したいと感じました。
法人営業、個人営業、民泊事業に出向、そして店長職と、会社は私にいろんなチャレンジの機会をくれました。入社当時には想像していなかったことばかりです。世の中は常に変化しています。今皆さんが描かれていることも時代と共に変わることでしょう。当社は、様々なチャンスを提供してくれ、またチャンスを創り出すことができる会社です。あなぶきグループのネットワークを通じて自分の幅を広げられる土台があることも魅力の一つだと思います。いろんな経験を積み、自分の可能性を大きく伸ばしたい。お客様に信頼されるビジネスパーソンになりたい。そんなみなさんの意欲を当社で存分に発揮してください!