不動産を売却する際、最初に気になるのは「いくらで売れるのか」という査定額ではないでしょうか。
そんなときに便利なのが不動産一括査定サービスです。しかし、たくさんある一括査定サービスの中から、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、穴吹興産が独自に行った「実際に不動産一括査定サービスを利用した740人へのアンケート調査」の結果をもとに、人気の高いサービスをランキング形式でご紹介します。
今すぐランキングを見る場合は、以下のボタンを押してください(該当箇所に移動します)。
各サービスの特徴や利用者の生の声も合わせてお伝えしますので、あなたに合ったサービス選びの参考にしてください。

穴吹興産 竹島 健
区分投資事業部 企画系(バックオフィス)課長
【資格】
・宅地建物取引主任者
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
【経歴】業界歴20年。7年間リースバックを中心に中古マンション買取事業に従事。現在は経験を活かしてリースバック検討に役立つ情報を発信。
リースバックのお問い合わせ
stock_mansion@anabuki-kosan.co.jp

不動産一括査定サービスとは?
不動産一括査定サービスとは、一度の入力で複数の不動産会社に査定依頼ができる無料のオンラインサービスです。
売却を検討している物件(マンション、戸建て、土地など)の情報をフォームに入力するだけで、対応エリアの不動産会社から査定価格や連絡が届きます。

不動産一括査定サービスのメリット
複数社の価格をまとめて比較
通常であれば不動産会社ごとに問い合わせが必要ですが、一括査定を使えば最大6〜10社に同時依頼が可能。
どの会社が高く売ってくれそうか、対応が丁寧かを比較できます。
完全無料・入力もカンタン
サービスの利用は無料。
住所や物件の種類、築年数などを入力するだけで、すぐに査定依頼ができます。
売却の相場やタイミングの目安がわかる
査定価格を見れば、「いま売るべきか」「あと何年持っておくか」など、売却判断の参考にもなります。
一方でサービスの使い方や認識の違いで、かえって煩わしくなってしまうこともあります。不動産一括査定のデメリット等、詳しくは下記の記事をご覧ください。

不動産一括査定アンケートの調査対象者

今回のアンケートは、実際に不動産一括査定サービスを利用した経験のある740人を対象に実施しました。
回答者の属性は以下の通りです。
お住いの居住地域(都道府県別)
東京都(18.6%)、神奈川県(12.6%)、大阪府(8.5%)など、全国47都道府県から回答を得ています。
以下のグラフ・表から不動産の一括査定サービスは主に郊外エリアよりも都心部でよく活用されていることが分かります。
エリア別に見ると、関東地方が全体の約48.0%と約半数を占め、次いで近畿地方が18.7%、中部地方が10.3%、北海道・東北地方が10.1%と続いています。最も割合が低いのは四国地方の1.5%です。
関東・近畿地方が中古不動産の取引件数も多く不動産会社の店舗数も多いため、不動産一括査定の利用者の割合は一定の相関関係があると考えられます。

割合順位(20位まで) | 都道府県 | 割合 |
---|---|---|
1 | 東京都 | 18.6% |
2 | 神奈川県 | 12.6% |
3 | 大阪府 | 8.5% |
4 | 埼玉県 | 7.4% |
5 | 千葉県 | 6.2% |
6 | 北海道 | 4.5% |
7 | 愛媛県 | 4.5% |
8 | 兵庫県 | 4.5% |
9 | 福岡県 | 3.1% |
10 | 静岡県 | 3.0% |
11 | 京都府 | 2.8% |
12 | 福島県 | 1.9% |
13 | 広島県 | 1.9% |
14 | 茨城県 | 1.6% |
15 | 宮城県 | 1.5% |
16 | 栃木県 | 1.2% |
17 | 滋賀県 | 1.2% |
18 | 鹿児島県 | 1.1% |
19 | 奈良県 | 0.9% |
20 | 山口県 | 0.9% |
性別
男性が78.0%、女性が22.0%と男性の回答者が多くなっています。

性別 | 割合 |
---|---|
男性 | 78% |
女性 | 22% |
年齢層

不動産一括査定のアンケート回答者の年齢に関する内容は、以下通りとなっています。
年齢分布 | 割合 |
---|---|
30-39歳 | 139人 (18.8%) |
40-49歳: | 139人 (18.8%) |
50-59歳 | 118人 (15.9%) |
60-69歳 | 189人 (25.5%) |
70-79歳 | 125人 (16.9%) |
80-89歳 | 31人 (4.2%) |
不動産一括査定サービスの利用者は、60〜69歳が最多で25.5%を占めており、リタイア後の住み替えや資産整理を目的とした利用が多いと考えられます。
次いで、30〜49歳の現役世代が約38%を占めており、住み替えや相続、投資など将来を見据えた売却ニーズも根強く存在しています。
また、70代(16.9%)や80代(4.2%)の高齢層も一定数おり、高齢化社会においてもスマートフォンやPCを活用して査定サービスを利用する動きが広がっていることがうかがえます。
このことから、不動産一括査定サービスは、老後のライフプラン設計から若年層の資産活用まで、幅広い年齢層に対応する身近な選択肢として定着しつつあるといえるでしょう。
- 基本情報:
- 回答者総数は741人
- 平均年齢は57.1歳
- 最年少は30歳、最年長は88歳
- 年齢分布の特徴:
- 60代の回答者が最も多く(189人、全体の25.5%)
- 30代と40代は同数(各139人、各18.8%)で2番目に多い
- 50代(118人、15.9%)と70代(125人、16.9%)も一定数存在
- 80代の回答者は少数(31人、4.2%)
- 詳細な年齢層の傾向:
- 60-64歳と65-69歳の年齢層に特に集中
- 30代から70代まで幅広い年齢層からバランスよく回答が得られている
- 85歳以上の高齢回答者は限定的
- 全体的な特徴:
- 中高年層(特に60代)からの回答が中心
- 30歳未満の回答者は存在せず、30歳以上の成人のみが対象
- 多様な年齢層からの意見を反映したアンケート結果と考えられる
職業

職業種別 | 割合 |
---|---|
公務員 | 2.6% |
経営者・役員 | 3.6% |
会社員 | 39.2% |
派遣・契約社員 | 5.8% |
自営業 | 7.8% |
専業主婦(主夫) | 7.3% |
パート・アルバイト | 10.3% |
学生 | 0% |
その他 | 1.6% |
無職 | 21.8% |
不動産一括査定サービスの利用者は、会社員が約4割を占めて最も多く、現役世代の働き手による利用が主流となっています。
次いで、「無職」と回答した層が21.8%と高く、これは退職後の高齢者層による資産整理や住み替えニーズが背景にあると考えられます。
年齢層 × 職業から見る利用者像の考察
不動産一括査定サービスの利用者は、60〜69歳が最も多く(25.5%)、次いで30〜49歳(合計37.6%)と、現役世代からリタイア層まで幅広く利用されていることが分かります。
職業別では、「会社員」が39.2%と最多で、30〜50代の働き盛り世代を中心に、住み替えや資産運用の目的での利用が多いと考えられます。一方、「無職」は21.8%と高い割合を占めており、これは60代以上の高齢層と重なることから、リタイア後の資産整理や相続対策としての利用が広がっていることを示しています。
また、「パート・アルバイト」「専業主婦(主夫)」の割合も合わせて約18%を占めており、家計を担う層や副収入源を意識する層からもニーズがあることがうかがえます。
これらの傾向から、不動産一括査定サービスは「現役世代の住み替え」から「リタイア層の資産整理」まで、人生のあらゆるステージで活用される実用的なツールとして浸透していると言えるでしょう。
今後も多様な属性に対応する柔軟なサービス設計が求められそうです。
婚姻状況
既婚者が70.5%、未婚者が29.5%と既婚者が多数を占めています。

婚姻状況 | 割合 |
---|---|
既婚 | 70.5% |
未婚 | 29.5% |
不動産売却検討のきっかけ

不動産売却のきっかけ・理由 | 割合 |
---|---|
住み替え | 38.1% |
相続 | 22.6% |
資産整理 | 16.2% |
離婚 | 1.6% |
転勤・転職 | 3.2% |
老後の資金確保 | 5.8% |
住宅ローンの返済のため | 3.1% |
維持費が負担になったため | 4.6% |
その他 | 4.7% |
- ライフステージの変化が主因
-
住み替えが最多となっており、家族構成の変化や住環境のニーズ変化に伴う住み替えが不動産売却の最も一般的なきっかけとなっています。これは既婚者が多いという他の調査結果とも一致します。
- 世代交代による影響
-
相続が2番目に多い理由であることから、親世代から子世代への資産移転の過程で不動産の売却が検討されるケースが多いことがわかります。相続した不動産を維持せず、現金化する傾向があると考えられます。
- 資産運用の見直し
-
資産整理や老後の資金確保など、財務的な理由による売却も約22%(資産整理と老後の資金確保の合計)と無視できない割合を占めています。不動産を流動性の高い資産に変換する必要性を感じている人が一定数いることが示されています。
- 経済的負担への対応
-
維持費の負担や住宅ローン返済のためという理由も合わせて約8%あり、不動産保有の経済的負担が売却を検討するきっかけとなっているケースも見られます。
- 環境変化への対応
-
転勤・転職や離婚などの環境変化に伴う売却も約7.7%を占めており、予期せぬライフイベントへの対応として不動産売却が選択されるケースも一定数あります。
売却を検討した物件の種類

不動産一括査定サービスを利用する方の半数以上が戸建て住宅の売却を検討していることがわかります。
続いてマンションが約3分の1を占め、土地の売却は約12%となっています。投資用不動産やその他の物件種類は少数派で、合わせても3.2%にとどまっています。
全体として、個人の居住用不動産(戸建てとマンション)が売却検討物件の大多数(84.9%)を占めており、不動産一括査定サービスは主に居住用不動産を検討している方に利用されていることが明らかになりました。
売却物件の種別 | 割合 |
---|---|
戸建て | 51.4% |
マンション | 33.5% |
土地 | 11.9% |
投資用不動産 | 2.3% |
その他 | 0.9% |
情報収集手段

売却物件の種別 | 割合 |
---|---|
インターネット検索 | 81.8% |
不動産会社への相談 | 41.6% |
家族や知人からの情報 | 14.5% |
書籍・雑誌 | 6.1% |
セミナーやイベント | 4.5% |
その他 | 0.8% |
※複数回答可能なため合計は100%を越えています。
インターネット利用が主流
不動産売却の検討段階において、インターネット検索が圧倒的に主要な情報収集手段となっており、デジタル化が進んでいることを示しています。これは不動産一括査定サービスのようなオンラインプラットフォームの重要性を裏付けています。
オンラインとオフラインの併用
インターネット検索と不動産会社への直接相談の両方を利用している方も多いと推測され、オンラインでの情報収集とオフラインでの専門家相談を組み合わせたアプローチが一般的と考えられます。
口コミの影響力
家族や知人からの情報も1割近くあり、特に大きな取引である不動産売却においては、信頼できる人からのアドバイスが一定の影響力を持っていることがわかります。
従来型メディアの限定的な役割
書籍・雑誌やセミナー・イベントといった従来型の情報源は、合わせても約10%程度と限定的な利用に留まっています。
売却を想定している(いた)期間
期間-1.png)
売却物件の種別 | 割合 |
---|---|
3か月以内 | 13.8% |
6カ月以内 | 20.9% |
1年以内 | 19.2% |
1年以上 | 23.1% |
未定 | 23.0% |
売却期間の想定については回答者間でかなり分散していることがわかります。
短期間(3ヶ月以内)での売却を想定している方は13.8%と比較的少数ですが、半年以内を合わせると約34.7%となり、比較的早期の売却を検討している層が一定数存在します。
一方で、1年以上かけての売却を想定している方が23.1%と最も多く、売却期間が「未定」という回答も23.0%と高い割合を示しています。
これらを合わせると、約46%の方が長期的な視点または具体的な期限を定めずに不動産売却を検討していることがわかります。
このデータは、不動産一括査定サービスを利用する方々の時間的ニーズが多様であり、短期的な売却希望者から長期的な計画を立てている方まで幅広いことを示しています。
不動産一括査定サービス利用率ランキングTOP10

圧倒的1位は「SUUMO」2位は住まいValue

今回の調査によると、最も利用されていた不動産一括査定サービスは「SUUMO(スーモ)」で、全体の49.1%(363人)と半数近くのユーザーに利用されていました。
知名度・信頼性・集客力において他を大きく引き離しており、圧倒的な存在感を示しています。
次いで「すまいValue」(25.0%)、「リビンマッチ」(13.9%)、「イエウール」(10.0%)、「HOME4U」(9.9%)、「LIFULL HOME’S」(8.4%)なども一定の利用率を誇っており、業界内での上位グループを形成しています。
これらは大手企業の運営であったり、長年の実績や豊富な提携不動産会社を背景に高い支持を得ていると考えられます。
また、「いえカツLIFE」「アットホーム」「マンションナビ」「おうちクラベル」など、専門特化型や後発サービスもそれぞれ一定のニーズに応じて利用されており、ユーザーの多様な売却ニーズに対応する形で複数のサービスが共存している状況です。
「その他」として分類されたサービスも11.8%あり、全体としては、複数のサービスを比較検討するユーザーの姿が浮かび上がります。
サイト名(上位10位) | 利用者数(740人 ) | 利用率 |
---|---|---|
1位:SUUMO | 363 | 49.1% |
2位:すまいValue | 185 | 25.0% |
3位:リビンマッチ | 103 | 13.9% |
4位:イエウール | 74 | 10.0% |
5位:HOME4U | 73 | 9.9% |
6位:LIFUL HOMES | 62 | 8.4% |
7位:at home | 61 | 8.2% |
8位:いえカツLIFE | 54 | 7.3% |
9位:マンションナビ | 46 | 6.2% |
10位:おうちクラベル | 31 | 4.2% |
11位:HOME4U土地活用 | 30 | 4.1% |
12位:オウチーノ | 28 | 3.8% |
13位:イエイ | 22 | 3.0% |
14位:不動産広場 不動産査定 | 19 | 2.6% |
15位:すまいステップ | 19 | 2.6% |
16位:ズバット不動産売却 | 18 | 2.4% |
17位:不動産売却の窓口 | 15 | 2.0% |
18位:イエカレ | 15 | 2.0% |
19位:スマイティ | 14 | 1.9% |
20位:IESHiL | 13 | 1.8% |
21位:マンションマーケット | 13 | 1.8% |
22位:RE-Guide | 12 | 1.6% |
23位:HowMa | 9 | 1.2% |
24位:すむたす売却 | 9 | 1.2% |
その他 | 87 | 11.8% |
※複数のサービスを利用している方もいるため、合計は740(100%)を超えています。
※利用率 利用者数/回答者数 例:SUUMO 363/740=49.1%(四捨五入)

不動産一括査定サービス 満足度ランキングTOP7

利用率トップの「SUUMO」が堂々の1位に
「どのサービスを選べばいいのか迷っている…」そんな方のために、本調査結果から満足度ランキングを作成しました。
今回の調査では、実際の利用者の声をもとに集計された“満足”と“非常に満足”の割合に着目し、特に評価の高かったサービスをランキング形式でご紹介しています。

1位に輝いたのは、やはりSUUMO(スーモ)。圧倒的な利用者数を誇りながらも、高水準の満足度を維持している点は、サービスの品質と信頼性の裏付けと言えるでしょう。
なお、不動産一括査定サービスの満足度は本記事の最後でご紹介しています。
2位にはすまいValue(すまいバリュー)がランクイン。大手不動産会社と連携している安心感や、比較的しつこくない対応が評価されているようです。
3位・4位にはLIFULL HOME’Sやアットホームといった不動産ポータルでおなじみのサービスが続いており、認知度だけでなく実際の満足度も高いことが伺えます。
こうしたランキングを参考にすることで、はじめて不動産売却を検討する方でも安心して一括査定サービスを選ぶことができるのではないでしょうか。
満足度の高いサービスは、対応の丁寧さや結果の納得感にもつながっている傾向があるため、「後悔しない選択」をしたい方に特におすすめです。
サービス名 | 満足以上の割合 |
---|---|
1位:SUUMO(スーモ) | 58.4% |
2位:すまいValue(すまいバリュー) | 51.4% |
3位:アットホーム | 50.0% |
4位:LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)※同率 | 50.0% |
5位:いえカツLIFE(いえカツライフ) | 36.4% |
6位:リビンマッチ | 34.8% |
7位:HOME4U(ホームフォーユー) | 32.1% |
※複数の一括サービス利用者は、1つの一括査定サービスを選択し、その回答者の満足度に関する回答を元に集計。
※本ランキングは合計利用者数が10以上のサイトを対象。
不動産一括査定のおすすめランキング
1位:SUUMO(スーモ)- 満足度58% 利用率49%

サービス概要
SUUMO(スーモ)は、リクルートが運営する総合不動産情報サービスです。
新築マンション・一戸建て、中古物件、賃貸、土地、リフォームなど、不動産に関するあらゆるジャンルを網羅しており、ユーザーの多様なニーズに対応しています。
また、SUUMOはテレビCMやインターネット広告でも頻繁に目にする機会があり、不動産を検討するユーザーにとって「最初に思い浮かぶポータルサイト」としての地位を確立しています。
その圧倒的なブランド力と信頼感から、今回の調査でも利用者数が最多となりました。
査定サービスにおいても、提携している不動産会社は全国に多数あり、利用者は一括で複数社へ無料査定依頼が可能。大手・地域密着型の両方の会社が含まれており、安心して比較・検討できるのが特徴です。
利用者の満足度と考察
「SUUMOを使った」というだけで安心感を持つユーザーも多く、ブランド信頼度が満足度につながっていると推察されます。
特に「査定の手続きがスムーズだった」「親切な担当者だった」など、安心して取引を進められたという声が目立ちます。
SUUMOの利用者は310件と、他のサービスと比較しても圧倒的に多く、圧倒的な認知度・利用率を誇っていることが分かります。SUUMOが不動産ポータルサイトとして広く知られていることが背景にあると考えられます。
「満足」「非常に満足」を合わせた満足度は約58.4%と、他社と比べてかなり良好です。特に「満足」の割合が高く、利用者の期待を大きく上回るというよりは、「想定通り・安心できた」という堅実な評価が多いことが見て取れます。
「不満」「非常に不満」はわずか11件(全体の約3.5%)で、不満層が非常に少ないのも特徴的です。これは、サービスの質に加え、紹介される不動産会社や対応スタッフのレベルが安定していることを示している可能性があります。
利用者の声・口コミ
全体的に「対応の早さ」「信頼性」「安心感」「担当者の対応の良さ」に対する評価が多く見られました。SUUMOが持つブランド力や大手ならではの安心感が利用者の評価に繋がっている印象です。
- 「知名度が高く、安心して利用できる点が良かった」
- 「信頼性、安心感があります」
- 「対応が良く、高く売ることができた」
- 「担当者のスキルが高く、満足のいく結果が得られた」
- 「迅速な対応で好感が持てた」
- 「使い勝手が良かったので使って良かった」
- 「接客の対応も良くスピーディーに対応していただいたので相談したい気になった」
- 「担当の方が、親身になって相談に応じてくださいました。」
2位:すまいValue(すまいバリュー)- 満足度51% 利用率25%

サービス概要
不動産仲介大手6社(三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産アーバンネット、小田急不動産、みずほ不動産販売)が共同で運営する一括査定サービス。
特に「大手のみが参加していることへの安心感」「比較のしやすさ」「スムーズな査定取得」といった声が多く、初めて不動産売却を検討するユーザー層との相性が良いと考えられます。
また、「査定する会社がそれぞれポリシーを持ったきちんとした不動産会社だったこと」「売却を前提としない査定依頼でも親切だった」といったコメントからは、対応力や誠実さに対しても一定の信頼を得ていることが分かります。
「すまいValue」は、信頼できる不動産会社とのマッチングを重視したいユーザーにとって非常に有力な選択肢と言えます。
システムとしての利便性と、対応する企業のブランド力を兼ね備えており、安心感を重視する層に特に支持されていることが明らかです。
利用者の満足度
すまいValueを利用した人の約43.2%が「非常に満足」または「満足」と回答しています。
一方で「普通(3)」の評価も46件と多く、全体の約42%を占めているため、特別な感動はなかったが「可もなく不可もなく」というニュートラルな評価も見受けられますが、不満と回答した割合は少なく全体的に利用者の評価は高いと言えます。
すまいValueは、住友不動産販売、東急リバブル、小田急不動産、野村不動産ソリューションズなど大手不動産会社のみが参加している一括査定サービスです。そのため、
- 「大手だけだったので、安心できた」
- 「地域の信頼できる業者を紹介してくれた」
といった信頼性や安心感に言及した声が多く、評価の高さに直結していると考えられます。
- 「まとめて想定査定額を知ることができた」
- 「一度に数社の見積もりが取れた」
- 「査定の比較が簡単にできた」
といったコメントからは、サービスの操作性や利便性の高さも評価されていることが分かります。特に、「はじめて不動産を売却する人」にとっては、使いやすいサイトのようです。
約42%の利用者が「普通」と答えています。大手が揃っているサービスであるがゆえに、「もっと積極的な提案があるのでは」などと期待値が高く、結果として“普通”だと感じた可能性があります。
また、一部では
- 「査定数が少なかった」
- 「返信が少なかった」
といった声もあり、地域や物件の特性により対応に差が出ることも影響していると考えられます。
利用者の声・口コミ
- 「大手だけだったので、安心できた」
- 「4社の担当者と会い、比較できた。実際査定価格にも相当の差があり、うまく話が進んだ」
- 「査定結果の連絡が早く、見積もり依頼までの時間が短かった」
- 「担当者が誠実だった」
- 「複数の大手不動産会社と接することができた」
- 「登録企業が大手ばかりで安心できた」
3位:at home(アットホーム) 満足度50% 利用率8.2%

サービス概要
アットホームは、アットホーム株式会社が運営する不動産情報サービスで、全国の不動産会社が登録する物件情報を一括で検索・比較できる大手ポータルサイトです。
不動産売買に関する一括査定サービスも提供しており、住まいを売りたい人と信頼できる不動産会社をつなぐ役割を担っています。
また、アットホームはテレビCMやインターネット広告などで頻繁に露出があり、全国的に高い認知度を誇るメディアブランドです。
その安心感から、初めて不動産売却を検討するユーザーにも広く利用されています。
利用者の満足度
満足度割合が50.0%と利用者の半数が満足以上の評価をしており、特に「思っていた金額より高く売れた」「スタッフが親切丁寧だった」といったコメントが見受けられます。
一方で、「普通」と評価した利用者も多く、ばらつきがあります。
利用者の声
- 「思っていた金額より高く売れました。とても丁寧な説明で分かりやすかったです」
- 「対応してくれたスタッフの方がとても親切丁寧なのでとてもよかったです」
- 「査定が早かった」
- 「信頼できる業者を紹介いただいた」
- 「業者の信頼度がある程度読めた」
4位:LIFULL HOME’S-満足度50% 利用率8.4%

サービス概要
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)は、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する総合不動産情報サイトです。
掲載物件数は業界最大級で、新築・中古住宅、賃貸、土地、マンション、投資用物件などあらゆる不動産に対応しています。
不動産一括査定サービスでは、物件情報を一度入力するだけで、複数の不動産会社に無料で査定依頼が可能です。
売却検討者にとっては、各社の査定額や対応を比較できるため、納得のいく売却を目指す上で有用な仕組みとなっています。
また、LIFULL HOME’SはテレビCMやWeb広告でも広く認知されており、SUUMOと並ぶ日本を代表する不動産ポータルサイトのひとつとして、全国の利用者から親しまれています。
利用者の満足度
ポータルサイトとしての圧倒的知名度や、幅広い物件情報の取扱い、使いやすい検索・入力画面など、長年の運営で培った安心感が満足度に貢献していると考えられます。
非常に満足・満足を合わせた満足度は50%と標準的な水準ですが、一方で不満・非常に不満を合わせた割合も約17%あり、一部で対応に不満を感じた利用者がいたことがうかがえます。
LIFULL HOME’Sは全国の多様な不動産会社と提携しているため、会社ごとの対応力や地域差が体験に影響を与えている可能性もあります。
サービス全体としての機能性は高くても、査定を担当する個別企業の対応が評価を左右していると考えられます。
利用者の声・口コミ
- 「簡単に複数社から見積もりをもらえて便利だった」
- 「一社だけ対応がしつこく、印象が悪かった」
- 「知名度のあるサイトなので安心して使えた」
- 「メール対応が希望だったが電話が多かった」
- 「比較できてよかったが、どこも似たような金額だった」
5位:いえカツLIFE 満足度 36.4% 利用率7.3%

サービス概要
いえカツLIFEは、株式会社サムライ・アドウェイズが運営する不動産一括査定サービスで、仲介・業者買取・リースバックの3つの売却方法に対応しているのが大きな特徴です。
最大6社の不動産会社に一括で査定依頼ができるため、複数の売却プランを比較しながら、自分に最適な方法を選ぶことが可能です。分譲マンションや戸建て、土地のほか、再建築不可物件や借地権付き不動産などにも対応しており、幅広い物件の査定が可能です。
また、相続・離婚・借金など複雑な事情を抱える方への支援として、法律相談や専門性の高い不動産会社との連携も行っています。弁護士に無料で相談できるサービスも提供しています。
対応エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府と限られていますが、都市部中心にスピーディかつ安心した売却をサポートするサービスです。
利用者の満足度
満足度は36.4%で、特に「普通」と評価する声が多くなっています。
回答数・コメント数が少なく、具体的な評価が難しい部分がありますが、少なくとも利用した人からは一定の評価を得ているサイトと言えます。
利用者の声
- 「真摯な対応だった」
6位:リビンマッチ 満足度 34.8% 利用率13.9%

サービス概要
「リビンマッチ」は、リビン・テクノロジーズ株式会社が運営する不動産一括査定サービスです。
2006年のサービス開始以来、全国の不動産会社と提携し、ユーザーが一度の入力で最大6社に査定依頼を送ることができます。
これにより、複数の査定結果を比較し、最適な売却先を選択することが可能です。
任意売却やリースバック・土地活用・管理・建築・修繕まで不動産に関わる幅広いジャンルで対応することができることも特徴です。
また、査定依頼は完全無料で、オンライン上で簡単に手続きが完了します。提携している不動産会社は1,700社以上にのぼり、全国各地の物件に対応しています。
さらに、プライバシーマークを取得しており、個人情報の保護を徹底しています。
利用者の満足度
今回の調査における満足度(非常に満足+満足)の割合は34.8%と、他サイトに比べて相対的に高めの結果となっています。
66件中37件(約56%)が「普通」と回答しており、満足・不満のどちらにも振り切れていない“中間評価”も目立ちます。
これは、サービス自体に大きな不満はないものの、「特別良かったと感じる点が少なかった」「可もなく不可もなく」と感じるユーザーが多かったことを示しています。
リビンマッチでは、約9.1%の利用者が「不満」または「非常に不満」と回答しており、全体の中では少数派ではあるものの、一定のネガティブ体験が存在していることが分かります。
利用者の声・口コミ
- 「いくつか査定してもらったが、売れにくい地域だったため、大手の不動産会社は断ってきた。最終的にこの地域に強い不動産会社が見つかったのがここ」
- 「紹介された不動産会社がいずれも地域密着型で相場観や売り先にノウハウを感じられた」
- 「契約した不動産会社はリビンマッチからではなかったが、対応が良く紹介数も多かったのでリビンマッチが満足できた」
- 「対応の良い不動産会社が見つかった」
- 「数社に対し見積もり依頼までの時間が短かった」
- 「対応が早かった」
- 「メールでのやり取りを希望したらそのようにできた」
- 「早め早めの対応でスムーズに進めることができました」
- 「熱心な不動産会社が見つかった」
- 「ネットで査定がやりやすかったところ」
7位:HOME4U(ホームフォーユー)- 満足度32.1% 利用率9.9%

サービス概要
「HOME4U」は、NTTデータグループが運営する不動産情報ポータルサイトで、2001年に日本初の不動産一括査定サービスとして開始されました。
全国の有力不動産会社と提携し、ユーザーが一度の入力で最大6社に査定依頼を送ることができます。これにより、複数の査定結果を比較し、最適な売却先を選択することが可能です。
また、査定依頼は完全無料で、オンライン上で簡単に手続きが完了します。提携している不動産会社は1,800社以上にのぼり、全国各地の物件に対応しています。
さらに、プライバシーマークを取得しており、個人情報の保護を徹底しています。
利用者の満足度
満足・非常に満足を合わせた割合は32.1%と、他の査定サイトと比較しても高めと言えます。
28件中17件が「普通」と回答しており、約61%が可もなく不可もないと感じていることが分かります。
これは、サービス体験自体に大きな問題がない反面、「積極的なサポート」「際立った提案」などを期待したユーザーにとってはやや物足りなかった可能性を示唆しています。
不満・非常に不満の割合は低く(7.1%)安心して利用できるサイトと考えることができます。
運営がNTTデータグループという点で、情報の取り扱いやサービス品質への信頼が厚く、初めて不動産を売却するユーザーにも選ばれやすい傾向があります。
利用者の声・口コミ
- 「メールで連絡希望と書いたのに電話が来た」
- 「複数社から返信が来たが、一部しつこい対応があった」
- 「スムーズに対応してくれる会社に出会えた」
- 「一括で比較できるのは便利だった」
- 「信頼できる大手企業が多くて安心だった」
8位:イエウール 利用率10%

サービス概要
「イエウール」は、株式会社Speeeが運営する不動産一括査定サイトです。全国の不動産会社と提携し、ユーザーが一度の入力で最大6社に査定依頼を送ることができます。
これにより、複数の査定結果を比較し、最適な売却先を選択することが可能です。
また、査定依頼は完全無料で、オンライン上で簡単に手続きが完了します。提携している不動産会社は2,600社以上にのぼり、全国各地の物件に対応しています。
さらに、悪質な業者を排除するシステムを導入しており、安心して利用できる環境が整っています。
利用者の満足度
イエウールは、全国2,600社以上の不動産会社と提携する大規模な一括査定サービスとして知られていますが、今回の調査では回答の約3分の2にあたる65.5%(19件)が「普通」と回答しており、「可もなく不可もなく」と感じたユーザーが多いことがうかがえます。
これは、サイトの仕組みや利便性は一定の評価を受けているものの、個別の不動産会社の対応や査定内容に強い満足感を得られなかったことを示している可能性があります。
利用率に関してはSUUMO、すまいValue、リビンマッチに続く第4位となっており、多くの方に利用されていることが分かります。
利用者の声・口コミ
- 「思っていたより簡単に出来た」
- 「複数の不動産会社を比較することができた」
- 「大体の売却価格が分かった」
- 「対応が丁寧で好感が持てた」
- 「初めての不動産査定で不安だったが、わりとスムーズに査定してもらえてよかった」
9位:マンションナビ 利用率6.2%

サービス概要
マンション専門だからこそ、売却に強い会社と出会える。
マンションナビは、分譲マンションに特化した一括査定サービスです。売却査定6社+賃貸査定3社の最大9社に一括依頼ができ、エリアや物件特性に合った「売却に強い不動産会社」とマッチングできます。
マンションナビの特徴は、自社で豊富なマーケティングデータを持っており、利用者にも相場情報を提供している点です。
不動産業者に対するコンサルティング業務も行っており、提携している不動産会社は全国2,500社以上。厳しい審査基準をクリアした信頼性の高い企業のみを紹介しているため、安心して売却活動が始められます。
マンション名や所在地を入力するだけで、過去の取引データをもとにAIが即座に価格相場を提示。匿名で利用できるので、営業電話が心配な方も安心して試すことができます。
また、登録不要で14万棟以上のマンション価格相場を閲覧可能。会員登録すれば、販売履歴や価格推移の確認、査定書のメール送付など、より詳細な情報も手に入ります。
マンションナビでは、売却をより確実に進められるよう、以下のような無料ツールを提供しています。
- 売り時シミュレーター:相場や市場動向から、売却の最適なタイミングを提案
- 売却費用シミュレーター:仲介手数料や税金など、実際にかかる費用を試算
- あなた専用の査定書をメールで受け取り(会員限定)
マンションナビはサイト比較イメージ調査では、以下の4部門でNo.1を獲得しています。これらの実績は、多くの利用者にとって「安心」「納得」「満足」できる売却体験が実現している証拠です。
- 初めての方におすすめできる
- 売却価格満足度が高い
- 不動産売却経験者がおすすめする
- 知人に紹介したい
利用者の満足度
マンションナビの利用者満足度は、今回の調査では28.6%(満足と非常に満足の合計)という結果でした。
「非常に不満」と回答した方はわずか1件で、強い不満の声はほとんど見られませんでした。このことから、サービスとしての安心感や安定性は一定程度担保されていると考えられます。
なお、今回の回答数は7件と少数のため、今後の評価データの蓄積により、より詳細な傾向が見えてくる可能性があります。
現時点では、利用者の満足度には個人差があるものの、基本的には安定したサービス体験が提供されていると言えるでしょう。
利用者の声
- 「売れた」
- 「担当された不動産会社がとても良くて、3ヶ月で売却ができた」
10位:おうちクラベル 利用率4.2%

サービス概要
おうちクラベルは、東証プライム上場企業であるSREホールディングス株式会社が運営しています。同社はソニーグループの一員であり、テクノロジーを活用した不動産サービスの提供に定評があります。このような背景から、利用者は安心してサービスを利用できます。
おうちクラベルでは、物件情報を入力するだけで、AIが即座に査定価格を提示します。このAI査定は、膨大なデータと機械学習を活用しており、精度の高い価格推定が可能です。さらに、複数の不動産会社からの査定結果とAI査定を比較することで、適正な売却価格の判断がしやすくなります。
おうちクラベルでは、一度の入力で最大15社の不動産会社に査定を依頼できます。これは他の一括査定サイトと比較しても多く、より多くの選択肢から最適な不動産会社を選ぶことができます。
提携している不動産会社は、実績豊富な優良企業ばかりで、安心して査定を依頼できます。
利用者の満足度
- 満足度66.7%は全体でも上位の水準であり、少数の回答ながら評価は非常に良好です。
- 特に、「非常に不満」が0件で、「不満」もわずか1件と、否定的な評価がほぼ見られない点が安心感につながります。
- 一方で、回答数が9件と少ないため、統計的にはやや不安定な面もあります。今後、利用者が増えることでより客観的な評価が可能になると考えられます。
不動産一括査定サービスで重視した点や査定依頼数は?

サービスを選ぶ際に重視した点

サービスを選ぶ際に重視した点 | 割合 |
---|---|
信頼性・知名度 | 27.0% |
利便性・使いやすさ | 22.7% |
登録会社の多さ | 18.9% |
査定結果が出るスピード | 17.5% |
地域密着型であること | 9.2% |
特化型(マンション・土地活用・投資用など)であること | 3.6% |
その他 | 1.1% |
このアンケート結果から以下のようなことが考えられます。
- 信頼性・知名度が最重要視されている(27%)
- 回答者の半数以上がこれを重視しており、サービスの信頼性と認知度が最も重要な判断基準になっています。
- 使いやすさも高い割合(22.7%)
- 約半数の回答者が利便性・使いやすさを重視しており、サイトの見た目やユーザーフローも重要視されてることが推測されます。
- 登録会社数と査定スピードも重要(18.9%と17.5%)
- どちらも一定の支持があり、選択肢の豊富さとスピード感も大切な要素ということが分かります。
- 特に査定スピードについては、ユーザーが迅速な結果を求めていることがわかります。
- 地域密着型の特性(9.2%)
- 地域密着性に一定のニーズがあることがわかります。
- 地域特化型でエリアに強い不動産会社にニーズがあることが分かります。
- 特化型サービスへの関心は限定的(3.6%)
- マンションや土地活用などの特化型サービスへの関心は比較的低いです。
- 特化型は全体の利用者に比べて母数が少ないことも考慮が必要です。
- 複数回答可の結果であること
- こちらの項目は複数回答が可能なため、複数回答を反映した結果となっています。
査定を依頼した不動産会社の数

査定を依頼した不動産会社の数 | 割合 |
---|---|
1~2社 | 38.9% |
3~4社 | 43.4% |
5~6社 | 12.8% |
7社以上 | 4.9% |
最も多いのは3〜4社への依頼
全体の43.4%(321人)が3〜4社に査定を依頼しています。これは一括査定サービスの標準的な利用パターンと言えるでしょう。複数の査定結果を比較検討できる数として、多すぎず少なすぎない適切な数だと考えられます。
次に多いのは1〜2社への依頼
38.9%(288人)が1〜2社のみに依頼しています。この層は、
- すでに特定の不動産会社を絞り込んでいた
- 一括査定サービスを試験的に利用してみた
- 多くの営業連絡を避けたかった などの理由が考えられます。
5社以上は少数派
5〜6社は12.8%(95人)、7社以上は4.9%(36人)と、合計でも17.7%にとどまります。
多くの査定結果を得たいという意向がある一方で、あまりに多くの不動産会社からの連絡対応は負担になると判断している可能性があります。
約82%の利用者が4社以下に依頼していることから、一括査定サービスの利用者は「適度な数の査定結果を比較したい」という現実的なアプローチを取る傾向があります。
一括査定依頼後の不動産会社との連絡方法

一括査定依頼後の不動産会社との連絡方法 | 割合 |
---|---|
電話 | 20.0% |
メール | 48.6% |
両方 | 31.4% |
メール優先の明確な傾向
不動産一括査定サービス利用者の約半数(48.6%)が「メールのみ」を連絡手段として選択しています。
さらに「電話とメールの両方」を選ぶ利用者(31.4%)を合わせると、実に全体の80%がメールを連絡手法に含めています。
対照的に、「電話のみ」を選択した利用者は20%にとどまっています。
連絡手段としてメールが好まれる理由
メールが連絡手段としてこのまれる理由として、現代の消費者心理を反映した複数の理由が考えられます。
- 時間的自由度の確保
メールはすぐに対応する必要がなく、自分の都合の良いタイミングで情報を確認・返信できます。仕事や家事の合間に不動産情報を検討したい現代の忙しい利用者にとってメールは好都合と考えられます。 - 情報の記録と参照性
不動産取引は重要な金額を扱うため、利用者は提案内容や条件を正確に記録し、後から見返すことができることを重視します。 - プレッシャーのない意思決定環境
電話では即答を求められる場面がありますが、メールでは情報を十分に吟味してから返答できるため、冷静な判断が可能です。 - 複数提案の比較検討のしやすさ
一括査定では複数の不動産会社からの提案を比較する必要があり、メールでの受信は整理・比較が容易です。
一括査定依頼後の不動産会社との連絡方法は、「メール」が48.6%と最も多く利用されています。電話と両方を利用する方も31.4%おり、連絡手段は多様であることが伺えます。
査定額に差があった場合、最大どの程度の差があったか
同じ物件なのに不動産会社によって査定額に差が出ることをご存知でしょうか。
一括査定サービスを利用した740名を対象に、複数の不動産会社から受け取った査定額の差についても調べました。

査定額に差があった場合、最大どの程度の差があったか | 割合 |
---|---|
差はなかった | 15.4% |
100万円未満 | 18.6% |
100万円~300万円未満 | 28.0% |
300万円~500万円未満 | 11.8% |
500万円以上 | 8.9% |
覚えていない | 17.3% |
査定額の差はどれくらい?驚きの結果
調査結果によると、最も多かったのは「100万円~300万円未満」の差で全体の28.0%(207名)を占めました。次いで「100万円未満」が18.6%(138名)、「査定額に差はなかった」という回答は15.4%(114名)でした。
注目すべきは「300万円~500万円未満」の差があったという回答が11.8%(87名)、さらに「500万円以上」の大きな差があったケースも8.9%(66名)存在したことです。
300万円以上の差があったとの回答は全体の20%を越えます。
なぜ同じ物件なのに査定額に差が出るのか?
このような査定額の差が生じる理由としては、次のようなことが考えられます。
- 各社の売却戦略の違い
高めの査定額で顧客を獲得しようとする会社もあれば、確実に売却できる価格を重視する会社もあります。 - 物件評価の着目点の違い
不動産会社によって、立地条件や建物の状態、設備などの評価ポイントに重きを置く部分が異なります。 - 取引事例データの違い
各社が参照する過去の取引事例や市場予測が異なることで、査定額に差が生じます。 - 地域への精通度の差
その地域の細かな特性や将来性をどこまで把握しているかによっても評価が変わってきます。
売却検討者が知っておくべきこと
この調査結果から、不動産売却を検討している方々へのメッセージとして以下のポイントをお伝えしたいと思います。
- 一社だけの査定では不十分
査定額に大きな差が出る可能性があるため、必ず複数の不動産会社の査定を比較しましょう。 - 高い査定額≠最適な売却価格
単に高い査定額を提示する会社が最良の選択とは限りません。査定額の根拠や販売戦略についての説明もしっかりと確認することが理想です。 - 査定額の差が大きい場合は理由を確認
300万円以上の差がある場合は、各社にその根拠を詳しく聞いてみることで、各社の考え方の違いが見えてくるでしょう。
不動産売却は人生の中でも大きな金額を動かす重要な決断です。この調査結果が示すように、一括査定サービスを利用して複数の視点から物件価値を判断することが、満足のいく売却への第一歩といえます。
査定額と売却価格の差
一括査定による査定額と実際に売却できた価格の差についても調査をしました。
不動産の一括査定は非常に便利なサービスですが、一方で不動産会社が仲介契約を取るために高めの査定金額を出すといったケースも聞くことがあります。
「一括査定での査定金額は高かったが、実際に売却できた金額は低かった」ケースがどれほどあるのか、といった疑問の解決につながると考えられます。

査定額と実際の売却できた価格との差 | 割合 |
---|---|
差はなかった | 16.4% |
100万円未満の差 | 17.2% |
100万円~300万円未満の差 | 20.3% |
300万円~500万円未満の差 | 6.8% |
500万円以上の差 | 5.1% |
まだ売却していない | 34.3% |
不動産売却の実態:査定額と実際の売却価格にはどれくらいの差があるのか?
この調査結果からは、いくつかの興味深い事実が浮かび上がってきます。
- 売却に至った方の約49%に価格差がある
売却済みの方の中で見ると、半数以上が査定額と売却価格に何らかの差が生じています。これは不動産取引の現実を反映した結果と言えるでしょう。 - 比較的小さな差に収まるケースが多い
差があったケースの中でも、300万円未満の差に収まるケースが最も多く、売却者全体の約37.5%を占めています。 - 査定額どおりの売却も珍しくない
「差はなかった」という回答も16.4%あり、適切に価格設定された物件は査定額通りで売却できるケースも少なくないことがわかります。 - 大きな価格差が生じるケースも存在
300万円以上の差が生じたケースは全体の約12%で、市場状況や物件状態などによっては予想以上に価格調整が必要になるケースもあることが示されています。
売却を検討している方へのアドバイス
この調査結果から、不動産売却を検討されている方へ以下のようなアドバイスができるでしょう。
- 査定額は目安と考える
査定額はあくまで目安であり、実際の売却では市場状況や買い手の反応によって調整が必要になることを念頭に置きましょう。 - 価格交渉の余地を考慮する
売却価格計画を立てる際は、ある程度の価格交渉の余地を見込んでおくことが現実的です。 - 信頼できる不動産会社の選択が重要
無理に高い査定額を提示するのではなく、市場の実態を踏まえた現実的な査定と売却戦略を提案してくれる会社を選びましょう。 - 適正価格での早期売却も検討を
長期間売れ残ることによる価格下落リスクも考慮し、適正価格での早期売却という選択肢も視野に入れておくことが大切です。
不動産売却は多くの方にとって人生で何度も経験するものではありません。この調査結果を参考に、現実的な期待値を持って売却に取り組むことで、満足のいく結果につながるでしょう。
一括査定サービスを利用して複数の不動産会社の見解を比較検討することが、成功への第一歩です。
実際に売却に至ったか

査実際に売却に至ったか | 割合 |
---|---|
はい | 65.7% |
いいえ | 34.3% |
調査結果:約7割が実際に売却を実現
調査によると、不動産一括査定を依頼した方のうち、実に65.7%(486名)が「実際に売却した」と回答しています。一方、34.3%(254名)は「売却していない」という結果でした。
これは何を意味するのでしょうか?
なぜ7割の方が売却に至るのか
査定後に実際に売却する方が多い理由としては、以下のような要因が考えられます。
- 複数の不動産会社から査定を受けることで、適正な売却価格の把握ができる
- プロの不動産会社からアドバイスを受け、売却への不安が解消される
- 一括査定サービスを利用する時点で、売却意向がある程度固まっている方が多い
売却に至らない3割の方々の理由は?
一方で、査定後に売却しなかった方々にも様々な事情があるようです。
- 思っていたより査定額が低く、売却を再検討された
- 家族との話し合いの結果、住み続けることを選択された
- 市場状況を見て、もう少し様子を見ることにした
- リフォームなどで価値を高めてから売却することにした
売却を検討中の方へのアドバイス
売却をお考えの方は、まずは一括査定で複数の不動産会社の意見を聞くことが第一歩です。査定額だけでなく、各社の売却プランや担当者との相性も大切な判断材料になります。
実際に7割近くの方が売却まで進んでいることからも、一括査定は単なる価格確認ツールではなく、円滑な売却への重要なステップだと言えるでしょう。
ご自宅の売却を検討されている方は、まずは気軽に一括査定から始めてみてはいかがでしょうか。適切な情報を得ることで、あなたにとって最良の選択ができるはずです。
最終的に不動産会社を決めた際の理由

最終的に不動産会社を決めた際の理由 | 割合 |
---|---|
担当者の対応(信頼性・丁寧さ) | 43.0% |
提示された査定額の高さ | 35.2% |
地元での実績・知名度 | 12.1% |
売却までのスピード | 7.2% |
その他 | 2.5% |
不動産売却、選ばれる不動産会社の決め手とは?調査結果から見えてくる本当の優先事項
不動産一括査定サービスを利用して実際に売却まで進んだ486名の方に、「なぜその不動産会社に売却を依頼したのか」、その決め手を調査しました。
信頼できる担当者が最大の決め手に
調査によると、売却を依頼する不動産会社を選ぶ際、最も多かった理由は「担当者の対応(信頼性・丁寧さ)」で全体の43.0%(209名)を占めました。
これは、不動産売却という大きな決断において、お金以上に「人」を重視する傾向が強いことを表しています。
一方、「提示された査定額の高さ」を選んだ方は35.2%(171名)で2位となりました。高額査定は魅力的ですが、それだけでは決め手にならないという現実が浮き彫りになっています。
地域密着型の強みも無視できない
「地元での実績・知名度」を理由に挙げた方も12.1%(59名)と一定数いらっしゃいます。地域の相場観や買い手とのネットワークを持つ地元密着型の不動産会社への信頼感が反映された結果と言えるでしょう。
「売却までのスピード」は7.2%(35名)にとどまり、「その他」の理由が2.5%(12名)という結果でした。
この結果から見えてくるもの
この調査から、不動産売却においては次のようなポイントが重要だと考えられます。
- 信頼関係の構築が最優先
高い査定額を提示されても、担当者との信頼関係がなければ契約には至りにくい傾向があります。売却を依頼する利用者は「本当に親身になってくれるか」「誠実に対応してくれるか」を最も重視しています。 - 適正価格と信頼のバランス
査定額の高さも無視できない要素ですが、「高すぎる査定額」に警戒心を持つ売主も少なくありません。実現可能な適正価格を提示できる誠実さも信頼につながっているようです。 - 地域特性の理解も重要な差別化要因
地元での実績や知名度が選ばれる理由になっていることから、担当者がその地域の特性を熟知していることを感じられるかどうかも不動産会社選びにおいては重視されています。
売却を検討中の方へのアドバイス
この調査結果から、売却を検討中の方には次のようなアドバイスができるでしょう。
- 複数の不動産会社と面談し、担当者の対応や知識、誠実さを比較検討しましょう
- 査定額だけでなく、その根拠や売却戦略の説明がしっかりしているかも重要なポイントです
- 単に高い査定額を示す会社ではなく、あなたの状況を理解し、適切なアドバイスをくれる会社を選びましょう
不動産売却は人生の大きな決断のひとつです。この調査結果が示すように、信頼できるパートナー選びが成功への第一歩となるでしょう。
一括査定サービスを利用して良かった点

一括査定サービスを利用して良かった点(複数回答) | 割合 |
---|---|
比較検討が簡単だった | 48.5% |
手間が省けた | 31.8% |
信頼できる会社を見つけられた | 20.7% |
高く売れた | 13.9% |
特になかった | 23.4% |
その他 | 1.9% |
複数回答のため合計が100%を越えています。
一括査定サービス利用者が語る”真の価値”とは?満足度調査から見えてくるメリット
不動産売却を検討する際、一括査定サービスを利用する方が増えています。では、実際に利用した方々は、どのような点に価値を感じているのでしょうか。
740名を対象にした調査結果から、一括査定サービスの本当のメリットを探ってみましょう。
利用者が感じた最大のメリットは「比較検討のしやすさ」
調査結果によると、一括査定サービスを利用してよかったと感じた点として最も多かったのは「比較検討が簡単だった」で全体の48.5%(359回答)を占めました。
約半数の方が、複数の不動産会社を手軽に比較できる点を高く評価していることがわかります。
次いで多かったのは「手間が省けた」で31.8%(235回答)。一度の入力で複数の査定が依頼できる利便性が評価されています。
また、「信頼できる会社を見つけられた」と回答した方は20.7%(153回答)と約5人に1人の割合でいらっしゃいます。「高く売れた」という具体的な成果を実感した方も13.9%(103回答)いました。
一方で「特になかった」という回答も23.4%(173回答)あり、実際に売却に至らなかった人を含めて、一括査定サービスの利用が必ずしもすべての方に満足をもたらすわけではないという現実も見えてきます。
この結果から見えてくる一括査定サービスの真価
この調査結果からは、一括査定サービスの価値について次のようなことが読み取れます。
- 情報の非対称性を解消する効果
複数の会社を比較検討できることで、利用者は情報を多く得ることができ、より良い判断ができるようになります。 - 効率化のメリット
一度の操作で複数社に依頼できることで、個別に不動産会社を探して連絡する手間が大幅に削減されます。 - 良質なパートナー探しの場として機能
単なる査定額の比較だけでなく、信頼できる不動産会社との出会いの場としても機能していることがわかります。 - 金銭的メリットも実感
複数社を競わせることで、より高い売却価格につながったケースも少なくありません。
売却を検討中の方へのアドバイス
この調査結果を踏まえ、これから不動産売却を検討されている方には以下のポイントをお伝えしたいと思います。
- 一括査定サービスを最大限活用するために
複数の査定結果を単に「高い・安い」で判断するのではなく、各社の査定根拠や対応の丁寧さ、提案内容なども含めて総合的に比較検討しましょう。 - 約20%の方が「信頼できる会社」に出会えている
査定額だけでなく、担当者の対応や説明の分かりやすさ、会社の実績なども重要な判断材料です。じっくり比較して最適なパートナーを見つけましょう。 - 「特になかった」という回答からの学び
満足しなかった方も7人に1人の割合でいることから、一括査定後のフォローアップ(各社との面談、質問、交渉など)も大切だと言えます。
不動産売却は多くの方にとって人生で数少ない大きな取引です。この調査結果が示すように、一括査定サービスは売却成功への第一歩として有効なツールとなり得ます。
ただし、サービス利用後の比較検討と判断が重要であることも忘れないでください。効率的な情報収集と賢い比較検討で、納得のいく不動産売却を実現しましょう!
一括査定サービス利用者の満足度

一括査定サービス利用者の満足度 | 割合 |
---|---|
非常に満足 | 9.7% |
満足 | 38.0% |
普通 | 43.8% |
不満 | 5.5% |
非常に不満 | 3.0% |
結果から見えてくるサービスの実態
この満足度調査からは、以下のような興味深い示唆が得られます。
- 一括査定サービスは概ね期待に応えている
47.7%と約半数の方が満足と回答していることから、多くの利用者にとって一括査定サービスは期待通りの価値を提供していると言えるでしょう。 - 「普通」という評価の意味
最も多かった「普通」という回答は、サービスが基本的な機能は果たしているものの、特筆すべき感動や失望はなかったことを示唆しています。 - 不満の声は少数だが無視できない
全体の8.5%が不満を感じていることから、一部の利用者にとっては期待と現実にギャップがあったと考えられます。
不動産一括査定というサービスそのものが既に一般化しており、複数の会社からの査定を取得できるという点だけでは期待を越える満足が得られなくなっているという点が考えられます。
これからは利用者にとってより便利で新しい不動産一括査定サービスが求められているとも言えます。
満足度を左右する要因とは?
今回の調査結果から、満足度を左右する要因としては以下のようなポイントが考えられます。
- 比較検討のしやすさ:調査で約半数の方が「比較検討が簡単だった」と回答しています
- 手間の省略:約3割の方が「手間が省けた」と評価
- 信頼できる会社との出会い:約2割の方が「信頼できる会社を見つけられた」と回答
- 査定額と売却額の差:実際の売却額と査定額の差が大きい場合は満足度が下がる可能性も
これから一括査定を検討される方へのアドバイス
この満足度調査結果を踏まえ、これから一括査定サービスの利用を検討されている方には以下のポイントをお伝えしたいと思います。
- 適切な期待値を持つことが大切
一括査定サービスは便利なツールですが、万能ではありません。比較検討のきっかけを効率的に得られるサービスと捉えることが重要です。 - サービス利用後のフォローアップが満足度を左右する
査定結果を受け取った後、各社と直接やり取りしてより詳しい情報を得ることで満足度が高まる可能性があります。 - 複数社の査定を比較する視点を持つ
単に査定額の高さだけでなく、査定根拠の説明、担当者の対応、売却戦略の提案内容なども含めて総合的に判断しましょう。
不動産売却は多くの方にとって人生の大きな決断です。一括査定サービスは、その第一歩として約半数の方に満足をもたらしていますが、サービス利用後の主体的な比較検討と判断が満足度をさらに高める鍵となるでしょう。

まとめ:自分に合った不動産一括査定サービスを選ぼう
不動産一括査定サービスは、複数の不動産会社の査定額を簡単に比較できる便利なツールです。今回のランキングでは、SUUMOが圧倒的な支持を集めていますが、それぞれのサービスに特徴があります。
- 知名度と信頼性を重視するなら:SUUMO、すまいValue、at home、LIFULL HOME’S
- 対応スピードを重視するなら:SUUMO、HOME4U
- 地方の物件で幅広く査定を受けたいなら:LIFULL HOME’S、イエウール
- 大手不動産会社のみに査定してもらいたいなら:すまいValue
自分の物件の種類や地域、優先したいポイントなどを考慮して、最適なサービスを選びましょう。
複数のサービスを併用する方法もありますが、その場合は同じ不動産会社から重複して連絡が来る可能性もあるので注意が必要です。
不動産売却は人生の大きな決断の一つです。一括査定サービスを上手に活用して、納得のいく売却を実現してください。

なお、リースバックについての基本知識等の詳細解説と大手リースバック会社の比較は以下の記事も合わせてご覧下さい。



