PROJECT STORY

あなぶき興産

【プロジェクトストーリー】ご高齢者が自分らしく、明るく暮らせる住まいを。サービス付き高齢者向け住宅「アルファリビング高松百間町」

今、日本は「4人に1人が65歳以上」という超高齢社会を迎えています。
画一的な介護サポートでは、個性を大切にしてきた方々にご満足いただくことはできません。
これからの時代に求められるのは、個々人に合った生活支援を行う「自分らしく暮らせる明るい住まい」ではないでしょうか。近年増えてきている「サービス付き高齢者向け住宅」「住宅型有料老人ホーム」に、あなぶきグループはいち早く取り組んできました。
シニア関連サービスを行うあなぶきメディカルケアを中心に、あなぶき興産が全体企画を行い、ホテルや旅館などの施設運営を行うあなぶきエンタープライズが食事を担い、これまでの高齢者向け施設のイメージを払拭する「明るい」高齢者向け住宅へ。 ここでは、その第一号である『アルファリビング高松百間町』プロジェクトのストーリー、そして現在、実際に入居されている方をはじめとする関係者の声をご紹介します。

香川大学教育学部との共同研究

「ご高齢者が安心して生活できる住まい」の企画・開発を目的に、2006年に社内プロジェクトチームが発足。まずはお客様の声を聞くことからスタート。
香川大学の協力のもと、高齢者の方を参加対象とした「いきいきシニアライフセミナー」等イベントの開催を重ね、アンケートによる調査を行いました。

ヒアリングで見えてきたシニアの想い

「いきいきシニアライフセミナー」アンケート回答者のうち、55名の方に個別面談調査を実施。
これによって、高齢者の方々のさまざまなニーズが浮き彫りになりましたが、中でも顕著だったのは、「これまでの老人福祉施設のように規則・規制に縛られたくはない」「プライバシーが守られた環境で、自分のペースで自由に生活したい」「高齢になっても、自分の好きなことに取り組みたい」という意見でした。プロジェクトチームは、単なる「入れ物」としてのマンションを提供するだけではいけないことを再確認。
「便利」「自由」「安心」「生きがい」をキーワードに、介護を含めた生活支援サービスも含め、ハードとソフトの両面からサポートできるマンションの開発を目指しました。

利便性の高い都市部へのこだわり

子どもが独立し、車の運転も面倒になってくることもあり、高齢者の方が利便性の高い都市部の物件を購入する傾向にあることがわかっていました。
百貨店・病院・行政機関が徒歩圏内という立地は、本プロジェクトにおいても外せない条件。
高松百間町にある土地に白羽の矢が立ちました。高松市内でも非常に利便性が高い立地。しかし共用部分が多い高齢者向け住宅においては、敷地が狭いため制約が多く、企画は難航しましたが、「自由な暮らし」につながる各戸へのこだわりを貫くためにも、慎重かつ綿密なプランニングが求められました。

ワークショップでの手応え

悪戦苦闘の末、プランが固まり、いよいよ工事に着手。
同時に、80歳以上の方を対象『アルファリビング高松百間町』を題材としたワークショップを開催したところ、立地について53%の方が「非常に良い」、設備についても半数以上の方が「充実」「やや充実」と回答。あなぶきエンタープライズより試食提供した食事についても好評価をいただき、28%の方が「入居を希望する」、50%の方が「前向きに検討する」という手応えを感じられる結果となりました。そして2010年、あなぶきグループ初のサービス付き高齢者向け住宅『アルファリビング高松百間町』がついに誕生したのです。

2010 あなぐきグループ初のサービス付き高齢者向け住宅 αアルファリビング高松百間町 完成 介護の必要な方が「安全・安心」に過ごせるマンションを。サービスの各所に、そうした想いが込められています。

【24時間常駐】いつでも頼れる人がいる安心感。

24時間いつでも介護職員が常駐。
ナースコールが鳴れば、すぐに職員が駆けつけます。
また、夜間の定期巡回による安否確認も実施しており、転倒などの事故、脳卒中などの早期発見に努めています。
「24時間誰かがいてくれる」という安心感を求めて入居される方も多く、ご家族の方にも好評をいただいています。

【食事】栄養バランスのとれた、あたたかい食事を。

朝・昼・夕の食事をご提供するのは、ホテル・旅館を運営するグループ会社『あなぶきエンタープライズ』より派遣された厨房スタッフです。
カロリーや栄養バランスはもちろん、個々人の方の健康状態に合ったメニューを、旬の食材も交えながら調理。2時間ある食事時間内であれば、いつ食堂に来られてもできたての料理をお出しするようにしています。グループ会社のため、お客様からのご要望にもスムーズな連携でご対応することができます。

【生活支援】日頃の生活も、「やりたい」ことも。

介護保険の範囲と定められている身体介護サービスは、ホームヘルパーという形式で行っていますが、介護保険に含まれない生活支援についても、有償のサービスとしてご提供しています。
掃除・洗濯・買い物・生活相談など、日常生活に関することはもちろん、「桜の花を見に行きたい」「旅行に一緒に来てほしい」といったご要望にも、ご相談を受けたうえでお応えしています。また、在籍する看護師による健康管理も実施。日常の健康相談から薬の管理、バイタルチェック、提携医療機関との連携窓口などを行っています。

【提携医療機関】一人ひとりの症状・状況を正確に。

徒歩圏内に提携医療機関があり、入居者の方は散歩がてら受診に行くことができます。入居者の方だけではなかなかうまく伝えられない身体の状況も、在籍看護師をはじめとするスタッフが正確に医療機関にお伝えします。
これによって、緊急時にも最小限の連携で意思の疎通を図ることが可能に。
スムーズな対応を実現しています。

そして現在…

【ご入居者さまの声】自分のペースで自由に過ごせる「住まい」です。2010年ご入居 三宅 正美さま

入居してもうすぐ4年になります。
県外在住の子ども2人と一緒に内覧して、すぐ入居を決めました。決め手は、スタッフの方の雰囲気が良く、ここなら安心だと感じたところです。また、押し入れも広く設備が整っていて、自室に浴室があることも理由のひとつでした。以前入居していた他社の住宅型有料老人ホームでは、共同の浴場しかなかったので、入浴時間も決められ、自由がありませんでした。
街中なので、友人との外出や買い物、散歩など、時間を気にせず自分のペースで過ごせる生活も気に入っています。スタッフの方の対応も良く、ご夫婦や一人暮らしの私にも、気楽に過ごせる施設です。

【スタッフの声】「旅行についてきてほしい」というご要望にお応えすることも。介護スタッフ 谷本 周治

「命を守る」ことを主眼に置いた特別養護老人ホームなどの施設に対して、ここは命とその営みである「暮らしも支える」場所だと感じています。だからこそ、自由にサービスを選択していただき、個人に合った生活スタイルを実現していただけるのだと思います。お風呂やお食事、起床・就寝などのお手伝いの際、「ありがとう」と言っていただけたときは、本当にうれしいですね。
一度「どうしても夫婦で行きたかった県外の美術館へ行きたい」とご要望をいただき、介添えをさせていただいたことがあります。旅行会社の介添人派遣を利用することも可能でしたが、「慣れ親しんだ介護職員さんにお願いしたい」とのことでした。別途費用は必要でしたが、それでも「一緒に行けて良かったね」と喜んでいただけたことは、私にとっても幸せでした。日々、入居者の方との距離が近いと感じながら働いています。
アルファリビングは「施設に入る」のではなく「住み替える」場所なんだと思います。今までの生活と変わらない毎日を送っていただきながら、心に寄り添うケアサービスでご入居者様に「いつもそばにいる安心感」と「やすらぎ」をご提供していきたいと考えています。

【開発担当者の声】「明るく」を大切に、グループの力を結集。開発担当者 大谷 佳久

団塊世代を中心とした超高齢化が進む社会では、脱施設型の“住宅”がさらに求められるようになってくると思います。そしてその波は、高齢化が早い地方から。香川に本拠を置くあなぶきグループとしては、不動産ノウハウ、ホテル部門の料理、その他多岐にわたるグループメリットを結集して、質の高い施設を目指しました。大切にしているのは他の住宅業のアプローチ同様、「明るく」ということです。立地にもこだわったことで日常生活が便利になったのはもちろん、ご家族の方も訪問しやすくなりました。また、優れた職員の採用にもつながっています。高齢者向けの施設としては、非常に活気があると感じますね。

今後は、低層の施設も開発することで、ご入居者の方の身体状況などに応じて移り住むことも可能になれば、より長く安心して生活を送っていただけるのではないでしょうか。

あなぶき興産、そしてあなぶきグループは、これからも地域社会に取り組み、明るい暮らしをささえていきます